爪が折れた時に、どう折れたのかということもポイントのひとつとしてあげられるのだと思います。またうさぎさんの様子も合わせて確認していただくことも大事なことです。出血もかなりの量が見られる時もありますので、飼い主さんも動揺してしまうことだと思います。止血ができればまず一安心といえるのです。このことを指しているのかもしれませんね。出血したということはその部分から炎症が見られ化膿してしまう可能性もあるということです。また、爪が折れてすべて取れる状態ではなく、ぶらぶらして根本についた状態の場合もあると思います。爪が折れた時に何かにぶつかったり、爪が引っかかったりといったことが想定できるのだと思いますが、その時に爪だけではなく指のほうまでに影響が見られたりしていないかという点も心配要素のひとつです。爪の根本の状態や化膿したりしていないか、そして骨に異常がないかということまで視野に入れて考えていただくことで、うさぎさんの今の状態をしっかりと把握できるといえるのだと思います。患部に違和感などがあればうさぎさんが歩く様子に変化があるでしょうし、食欲などにも変化が見られることだと思います。ただ、うさぎは具合が悪いことを隠しますので、心配ごとがある時にはそのままで過ごさずに、専門家である獣医師にしっかりと調べていただくことがよいのです。今回の場合は夜間に起きたトラブルでもありましたので、止血ができているならばひとまず大丈夫という答えも一理ありなのだと思います。ただ、先ほど申し上げたようなその先にある可能性も考えていただいて、後日改めて見ていただくことで、様々な心配を明らかにしていただけるのだと思います。また爪がなぜ折れてしまったのか、飼育環境やうさぎさんの爪の状態なども合わせて思い返していただいて、同じことが起きないような環境つくりを考えていただくこともとても大切なのだと思います。