牧草を与えるために飼い主さんが行動を起こした際に、音を出してその行為に反応している様子です。夜を一人で過ごしたあとの朝一番の時の反応が大きいようですので、この点から考えると、やっと飼い主さんが来てくれたという喜びや、やっと牧草がもらえるという嬉しさを表現しているともいえるのではないでしょうか。ただ、飼い主さんではなく彼氏さんに対して見せていた（怒っていた）ということと、マーキングも行っているようですので、縄張りの主張を示しているとも解釈できると思います。ケージの上扉から飼い主さんがアクションを起こしてきますので、私の縄張りに侵入しないでという言葉の可能性もあると思います。特定の人だけに見せていた行為が、そうではなくなったことには、この行為自体が習慣となっている可能性もあります。はじめは縄張りの主張や、牧草を待っていたということなどから見せていた行為が、朝ケージの上扉が空く＝行動するという方程式ができていることも十分にあると思います。見られる行動自体の言葉としては、飼い主さんがおっしゃるようにたくさんの意味を持っているようです。見られ始めた年齢からも思春期特有のうさぎさんからの表現といえるようでもあります。ほかにもうさぎさんがいますので、自分の縄張りや強さ（優位性）を示す必要もあるのだと思います。先ほど申し上げた習慣化してしまっている場合には、その習慣を断ち切ってあげることができれば、行動にも変化が見られることもあるのかもしれません。牧草の与え方を変えてみることや、朝まで牧草が残っているような与え方を考えて試していただきたいと思います。そこで反応が変わってくれば、どの言葉として見せていた行動なのかを探ることもできるのかもしれませんね。