ウサギ梅毒と診断されました
今日は。3か月になるネザーの子と暮らしています。実は、先日その子が、クシャミと陰部のかさぶたでウサギ梅毒だと診断されました。お薬をもらって飲み始めました。獣医師からはケージの消毒をするようにいわれました。アルコール除菌のあと水を十分かけ、日光消毒をする。または、ケージに熱湯をかけると言われたのですが、どちらもひどく大変です。そこで、除菌、殺菌スプレーの中で、うさぎ梅毒にも有効なものがあれば教えていただきたいのです。特に,ラパンビードあたりは強力だと書いてありますが、梅毒には使えますでしょうか?また、梅毒の二次感染力と言うのは、そこまで強いものなのでしょうか?よろしくお願いします。
ウサギ梅毒は、スペロヘータという種類の細菌の一種であるトレポネータが感染することで起こる病気です。感染しているうさぎとの接触で感染します。また出産時や授乳時に母親から子供への感染もあります。感染している子は自らが行うグルーミングでも、会陰部から口へ(その逆もあります)と感染が広がります。感染していても発症していない場合も多く、免疫力の低下やストレス、寒さなどが要因となって発症することがありますので、飼育環境の見直しはとても大切です。うさぎにとってストレスがないか、温度湿度も含めて、うさぎさんを取り巻く環境全体を確認していただくことは大切なことなのです。除菌と考えた時、獣医師がいうように根本的な対策はとても大切です。アルコール消毒の後に、そのアルコールを取り除くためにもケージを洗い、さらに熱湯消毒や天日にて日光消毒をすることは効果的な対策です。ただ、今回の飼い主さんがおっしゃるようにそれを行うには時間も手間もかかります。ですから基本的な対策も行いながら、日々のお手入れに除菌力の高いスプレーなどを取り入れることもよいことだと思います。ラパンビートは次亜塩素酸を原料として生成された安全性の高い除菌消臭水です。強力な除菌力がありますが、細菌との反応分解後には水に戻りますので、うさぎさんがなめても安心です。より手軽にお使いいただけると思いますので、お手入れのひとつとして取り入れていただけるでしょう。発症した原因の中にはストレスのほか免疫力が低下していることも考えられますので、免疫力を高めることができる環境作り(サプリメントなども効果的です)も合わせて考えていただくとよいと思います。この病気の感染力はとても強いです。感染していても発症せずにいる場合が少なくなく、今回のうさぎさんの場合は発症している状況でもありますので、ほかのうさぎに感染させることがあると認識していただいて、絶対に接触をさせないということは重要なことなのだと思います。
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