うさぎさんが見せる行動の意味ですが、その行動だけを見るのではなく、その前後の行動や、その時のうさぎさんや飼い主さんも含めた環境全体を見ていただくことから、より深く探っていただけることもあります。今回のうさぎさんは、ケージの外の環境に気を向けているというよりは、飼い主さんとの触れ合いに気持ち向いている印象があります。夜間ひとりでいた状況から開放されることを感じて、早く飼い主さんと触れ合いたいという様子が感じられてきます。膝の上に乗ることで撫でてもらえることもしっかりと理解しているのだと思います。とても愛らしいですね。その時におしっこをすることが見られるようですが、ほんの少しだけということですので、においつけの意味なども考えられることだと思います。この場所は自分の物、特等席と示していると解釈できるのではないでしょうか。また、嬉しい時におしっこしてしまうという背景には、興奮していることが関係していると考えられます。うさぎは興奮状態になることで、おしっこが出てしまう傾向があります。楽しい、嬉しいといった気持ちがある時には、うさぎさんも通常よりは興奮している状況ですので、そうなるとおしっこが出てしまうことにもつながるといえるのです。この状況がうれしょんだといえばそう捉えられるのではないでしょうか。あちこちかまわずにおしっこをしてしまうという状況であれば、興奮を収めてあげることで行動に変化が見られることもありますので、観察していただくことができると思います。