うさぎさんが、飼い主さんの与えているルールの中で、そのルールもきちんと理解して過ごしている様子がとても目に浮かんできます。スプレー行為がいけないことだと理解して、ケージに自ら戻るなどという様子は、とても理解力がある賢いうさぎさんということとともに、とても愛おしい様子です。また、そのうさぎさんの行動もしっかりと見ている飼い主さんですから、無駄に問題行動が見られずに済むように、事前に見られるうさぎさんからのサインに対して、とても的確な対応をしていらっしゃいます。さて、本題の過剰な毛繕いについてですが、獣医師の見解にある内容がとても納得できる状況といえるようではないでしょうか。幸いにも炎症などが見られない状況ですが、舐めるという行為が習慣化されてしまうような状況でもありますので、やはり過剰に舐めることがない環境になるよう考えていただくことが必要なのだと思います。ひとりで行える毛繕いですから、どうしても気が向いてしまうと行動として見られやすいことなのだと思います。ですから、他に気が向く状況を作ってあげることで、どう行動に変化が見られるのかを観察していただけることだと思います。牧草などを直接与えていただくこともよいですし、興味を示すようなおもちゃを与えていただくことでもよいと思います。かじったり舐めたり、食べたりできるものであれば安心ですから、どういった傾向のおもちゃなら気にいってくれるか、いろいろ探して見ていただきたいと思います。熱中できるものが見つかることで、毛繕いではない行動がまた生活のリズムに取り入れられることだと思います。飼い主さんが見せている言動をきちんと受け止めてくれるうさぎさんのようですから、きっとよい解決策が見つかることだと思います。そして、毛が抜けてしまった部分の皮膚をよりよい状態に保つことができるように、グルーミングをしてあげる時にはOYKグルーミングスプレー（商品番号325、368、372）などの、皮膚を健やかに保ってくれるタイプのスプレーなどを取り入れていただくこともよいと思います。環境が整うことでまた毛も生えてきてくれるようになります。