尿石症ということのようですので、膀胱内に結石ができにくい環境を考えて対応してあげることが必要になってきます。摂取するカルシウム量を制限することももちろんですが、飲水量にも目を向けていただくことも重要です。ごく小さな結石である場合には、排尿の際に一緒に排出されることがあるのですが、水を飲む量が少ないことで、おしっこ自体の量も少なくなります。そのために結石が流しだされずに、徐々に大きくなって尿石が出来てしまうと言われています。給水ボトルの状態やその設置場所などを確認していただくことに加えて、トイレが落ち着く環境になっているかという点も確認していただくことも大事になってきます。排尿がスムーズにいく環境にあるのかということを確認していただくことになります。カルシウムの少ないフードどしては、主原料がチモシー牧草のタイプが低い傾向にあります。OXBOW社のBUNNY BASICS /T(商品番号806)や、ティミーペレット（商品番号1073）、ナチュラルサイエンス　アダルトラビットフード（商品番号1080）などや、ブルームシリーズのシニアブルーム（商品番号1083）も年齢にあったペレットともいると思います。今回の症状に対してどういったペレットが向いているのか、かかりつけの獣医師からのご意見はどうでしたでしょうか。直接診ていただいている獣医師のお勧めなども参考に考えていただくこともとても重要なのだと思います。そして、ビタミンCには膀胱の壁に細菌が付着するのを防ぐ効果があるようですので、ビタミンCのサプリメントやビタミンCを豊富に含むフードなども与えていただくこともよいようです。（書籍　よくわかるウサギの健康と病気　参照）マルチビタミン（商品番号2403）や、８in１ビタミン（商品番号2406）などがお勧めです。フードだけでなく、もうひとつの食事の中心となる牧草も、より低カルシウムのものを選んで与えていただくこともよいでしょう。デリカクレイングラス（商品番号1171）や、高原シリーズのイタリアンライグラスもカルシウムが低めです。またうさぎのペレット牧草（商品番号1188/1156）もカルシウムの量を抑えていますので、こちらもお勧めです。