老後に向けての対応について
ネザー♀6歳を飼っています。そろそろ老後に向けて対応が必要かと思い、ご相談させていただきます。まず、現状は特に健康状態に異常はないように見えるのですが、最近2~3日に1回程度、食べる糞を目にするようになりました。段々と自分では栄養を吸収することが難しくなってきているのでしょうか?ちなみに与えているものですが、ペレットは既にシニア用に移行していて、牧草は堅いチモシーをモリモリ食べています。水には乳酸菌を少し入れていて、おなかの調子を整えるように以前から対応しています。食事はペレットとチモシー以外に夜に一握りの生野菜(人参、キャベツ、ブロッコリー、かいわれ等)を与えています。お菓子は、毎晩ブラッシングの後にパイナップル1粒と毎朝固形のお菓子を2~3粒あげています。運動は、週に4~5回、1~2時間程度、サークル内で遊ばせています。対応が必要なようでしたら、おすすめのサプリメント等を教えてほしいです。また、その他、何か必要なことがありましたら、ご教示いただければ幸いです。長生きしてもらいたいので、よろしくお願いします。
6歳のうさぎさんとのことですので、より健康で長生きしてもらうためにも、今からできるケアというものを考えていただくことはとても大切なことだと思います。今現在の健康状態に大きな問題はないということですから、とても心強いことだと思います。それでもその現状に甘んじることなく、よりよい環境をという飼い主さんのお考えはとても素敵なことです。心配されている盲腸糞の食べ残しについてですが、毎回ということではなく、ある程度の周期性などもあるようです。盲腸糞の食べ残しがある時には、うさぎさんにとって環境や生活スタイルが変わり、盲腸糞の出る時間が一定でなかったり、ストレスなどで消化機能が低下している場合などが考えられます。また、肥満などによって上手に食べられないこともあります。このほかには、十分な栄養素をしっかり摂取している時に、盲腸糞を食べ残すというケースもあるようです。今回の場合には、2~3日に一度見られるという現状がありますので、その前後のうさぎさんを取り巻く環境全体などを思い返していただきながら、どういった原因が考えられるのかを探っていただくことになると思います。そして、原因を取り除くことができるような環境作りが必要になってきます。また加齢による体調の変化ということも考えられることかもしれません。お腹の調子が安定するように、ストレスのない環境の中で規則正しい生活を心がけていただくことも大切なのだと思います。そして、食事内容や運動の時間などもしっかり管理されていらっしゃいます。うさぎに必要な繊維質も、積極的に取り入れてくれる子のようですので、とてもよい環境の中で過ごしている印象をお受けします。高齢になるにつれて、免疫力などをアップさせられるように、サプリメントなどで取り入れていただくこともよいと思います。お勧めのラビットプロポリスをはじめ、数多くのサプリメントがありますので、それぞれのサプリメントの作用などもご確認していただきながら、よりうさぎさんにあったものを選んでいただければと思います。そして、今後はこれまでは簡単にできていたことができなくなる、体力の衰えなども目にする時期も向かえるようになるかもしれません。その時には段差などがない環境作りも必要になることもありますので、うさぎさんにより優しい環境を与えるには、どうすることができるのかということを考えておいていただくことでも、その時が来た時に慌てずに対応できることに繋がると思います。そして健康診断の機会を定期的に作っていただくこともとても重要です。病気の時だけではなく、健康な状態も獣医師に診ていただくことで、うさぎ本来の状態を知っていただけます。健康な状態を知っていただくことで、病気のサインなども受け取りやすくなりますから、かかりつけの獣医師に診ていただく機会を是非作っていただきたいと思います。
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