６ヶ月の男の子ということですが、年齢的には思春期を向かえている可能性も十分にあると思います。自分の強さや縄張りを主張する行動を見せる時期ともいえるのかもしれません。ケージから放された環境の中で見せるということですので、自分のもの（おもちゃ）に触らないでほしいということや、縄張りの中に入らないでほしいといった言葉とも捉えられるようではないでしょうか。またケージから放されたという状況は、普段過ごしている環境ではない広い場所を探索できる楽しみの時間でもあると思います。この時にはうさぎも興奮状態であることが推測されます。より気持ちが高ぶっていたりすることで、飼い主さんへの反応も攻撃的な様子が見られるという解釈もできるのかもしれません。３羽目のうさぎとありますが、複数のうさぎさんとの生活ということであるならば、より縄張り意識が強く行動に現れることも考えられることです。共有の遊び場ということならば、ここぞとばかりに自分の存在感をアピールすることだと思います。興奮することは仕方のないことですが、無駄に興奮させないような環境作りということもできるのだと思います。うさぎさんが探索している時には、あまりかまわずに自由にさせてあげることで、飼い主さんに対しての行動に変化があることだと考えられます。もちろん、より縄張りを制限してあげて、うさぎさん専用の遊び場を与えるということもよいことです。広範囲の縄張りを与えることで、縄張りの主張の行動を助長してしまうことでもありますので、あらかじめサークルなどで仕切った環境を与えることで、縄張りの主張の行動に変化があるといえると思います。どういった環境を与えるか、どう過ごさせてあげたいかということは、それぞれの飼い主さんによって違っていることですので、何を重要視するかということを考えていただくことで、与える環境が見えてくるのだと思います。大人の仲間入りをしたばかりですから、これからいろいろな行動を見せるようにもなると思います。問題行動が見られる時には、うさぎさんを取り巻く環境全体を見つめていただくことで、どう対応するとよいのかというヒントも見えてきますので、よく観察していただくことも大切なことです。