８ヶ月の男の子ということですから、思春期に入り自分の縄張りや優位性を示す行動が見られるようになってくる時期でもあると思います。おしっこを飛ばしてにおいつけを行う行為は、お年頃の男の子に多い行為でもありますが、それぞれの個体差や取り巻く環境の違いなどから、見られる行動に違いがあったり、時期にも差があることなのです。また、女の子でも見せることがあります。今回の場合には、相手が限定されていることと、見せる場面が決まっているようです。予測できる部分がありますので、そうできない環境を作り、様子を見ていただくこともできると思います。もちろん、去勢手術を考えていただくこともよいことでしょう。適した時期に行うことで、問題行動が軽減することがあります。ただし個体差のあることでもありますので、全ての問題行動が取り除かれるということではありませんので、かかりつけの獣医師と話し合いをもちながら、リスクなどもご説明いただくとよいでしょう。そして、環境を変えてあげることで、問題行動が軽減されることも少なくありません。今の環境をしっかり見つめ直していただくこともとても大事なことだと思います。制限のない広い環境や、長い時間遊ばせることがよいということではなく、うさぎさん専用の遊び場を提供していただき、毎日規則正しい生活をおくらせてあげることが大切なのです。明確な縄張りの中では、問題行動も減る傾向がありますので、今一度与えている環境を考えていただくことも重要なのだと思います。