涙の症状が続いているということで、鼻涙管洗浄の処置を行っていただいたということですので、この涙の症状が、目と鼻を繋ぐ管が何らかの理由によって詰まっている可能性があるという状況のようです。処置によって涙の症状もよくなった場面もあったようですが、また涙が出てきているということは、まだ根本的な原因を追求できていない、もしくは症状が悪化しているといえることなのだと思います。鼻涙管閉塞の症状といえますが、この場合の原因としては、鼻涙管が細菌感染を起こしている場合や、不正咬合などによって見られている可能性が考えらえます。また他には、刺激物（タバコの煙や芳香剤やアロマオイルなど）によって見られていたり、睫毛の異常や角膜潰瘍、緑内障など目に関わる病気などの疑いも考えられます。歯の治療を行ったということもありますので、この歯がまた伸びてきているのではないかと疑っていただくことや、その他の理由が原因などではないかということを、今一度かかりつけの獣医師にご相談いただくことがよいのだと思います。洗浄を行うことで一時的でも快方に向かうのであれば、その処置を続けるということも必要なのだと思います。それに合わせて原因を突き止めていただきながら、定期的に診察していただくことが重要なのではないでしょうか。しこりも感じるということですので、膿などが考えられる状況なのか、そうではないのか、こちらもやはり直接診ていただくことでわかることなのだと思います。９歳という年齢ですので、いつもと違うことは紛れもなく体調不良のサインだと受け取っていただきたいことです。まだまだご長寿うさぎさんを目指していただきたいですから、そのサインを受け止めていただいて、適切な対処を行っていただきましょう。