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病気

鼻涙管閉塞の症状について

1歳8ヵ月のホーランドロップの男の子です。半年ほど前から左目から涙が出ていて通院していました。最初の病院では目薬が出され、少し症状が緩和しました。しかし涙がでない日はなく、病院を変えてみたところ鼻涙管閉塞と診断され鼻涙管洗浄を行いました。しかし、洗浄液が鼻にまったく抜けることがなく完全につまってしまったとのことです。2週間後また鼻涙管洗浄を行いましたが、洗浄液が鼻から出てきませんでした。獣医さんにもう治らないと言われました。何回か鼻涙管洗浄を行うと、多少改善されるのでしょうか?

鼻涙管閉塞は、目と鼻を繋ぐ管が細菌などの感染によって炎症を起こして詰まっている状況です。鼻涙管洗浄は有効的な処置ですが、洗浄しても排泄物の確認ができないという状況は、深刻なのだと思います。閉塞したままの状況が見られるときには、その原因がどこにあるのかをより突き止めて、その原因を取り除く治療をすることも必要です。原因のひとつには臼歯の不正咬合があげられますので、この疑いがないかということも探っていただくことが重要だと思います。管が通るようになっても、根本的な原因を排除できなければ、また同じ状況が見られるようになるのですからね。また、細菌感染があるときには、抗生物質の投与などもあるようです。もう治らないという判断が、原因も突き止めての結果であるのか、他に行えることがないのかということも含めて、より詳しくご説明いただけるようご相談されてみてはいかがでしょうか。治療を進めながら何度か洗浄を行っていただくことで、その状況も改善されてくることだと思われます。

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