体が後ろに転倒してしまう状況が見られているようですので、慎重に対応していただくことが重要だと思います。ただし、普段過ごしている状況ではなく、立ち上がっている時に見られるということですので、この転倒してしまうという状況がすぐに病気とつなげると申し上げるには無理があるのかもしれませんが、それでもこれまでにはなかったことでもあります。この点を受け止めていただいて、しっかりとその原因がないかを探っていただくことは必要なのではないでしょうか。斜頚や眼振の症状が見られていないようではありますが、病気の疑いがないか、病気が隠れていないかということを、きちんと調べていただくことがよいと思います。専門家である獣医師に直接うさぎさんを診ていただくことで、体に変化が起きているのかどうかがわかることでもあります。もし病気に関する症状だったということであれば、早期の対応でその症状の経過によい結果をもたらすことができますし、そうでなかった場合には安心して過ごしていただくことができますからね。そして、飼育環境やうさぎさんの体重などの体付きなども、見返してみていただくこともよいのかもしれません。病気ではないとなった場合、なぜこういった状況が見られるのかということを探っていただくことになると思います。うさぎさんが成長したことで体格がよくなったりすれば、体重移動などのこれまでの行動にも違いがあるのかもしれませんし、また足元が安定できる環境であるのかということなどもポイントとなってくるのだと思います。見られる状況がケージの中の一定の場所であるならば、頭をぶつけないようにガードを考えていただくこともできることなのだと思います。齧ったりできるわら製の座ぶとんなどでクッションをつけてあげることもよいのではないでしょうか。心配なまま過ごすのではなく、かかりつけの獣医師にしっかりとご相談いただきたいと思います。そしてケージの中の環境などもご報告され、どういった環境がよりこのうさぎさんにとって適しているのかというアドバイスもいただくことがよいと思います。