スプレー行為は、思春期にも見られる行動ですが、年齢的には遅めの思春期が訪れたともいえるような状況ではあるかと思います。もちろん個体差のあることですので、この年齢で見られることは不思議なことではありません。子うさぎの時点で見せ始める子もいますから、うさぎさんそれぞれではあるのです。ただし今回の場合には、これらの行動が見られる前に、他の生き物（ハムスター）の出現という環境の変化があります。この大きな環境の変化がもたらした行動ということは推測できることなのだと思います。新たな動物の存在を知ったことで、自分の縄張りを主張する必要が出て来たといえるのではないでしょうか。どういった飼育環境であるのかということでも違ってくるのかもしれませんが、今一度環境を見直してみていただくとよいのかもしれません。ハムスターの居場所が、うさぎさんのこれまでの縄張りには入らないような環境で、なおかつコミュニケーンを取る時にはうさぎさん優先でということを心がけていただきながら、様子を見ていただけることだと思います。うさぎが見せる行動には意味があることです。縄張りを主張するためのスプレー行為が見られたということは、そうしなければいけない環境になったからと解釈していただけることと思います。