繁殖をお考えということですので、まずはそれぞれのうさぎが繁殖に適しているうさぎかということを考えていただくことはとても重要なことだと思います。純血種のうさぎということのようですので、それぞれのうさぎさんをお迎えしたショップやブリーダーにもご相談されることがよいでしょう。より的確なアドバイスをいただけることだと思います。繁殖（出産や子育て）については、しっかり環境を整えていただくことがとても重要なことでもあります。赤ちゃんが欲しいという場合には、出産時や出産後だけではなく、繁殖を試みるところから考えていただくことも重要です。交配が成功に繋がるには、まずはメスが発情しているかどうかというところがポイントになると思います。このタイミングに繁殖を試みることが必要なのです。通常側に異性のうさぎがいる場合、性成熟が早まるような傾向もあるようですが、これもケースバイケースといえるのだと思います。性成熟を向かえている年齢ではありますが、これにも個体差があることですので、繁殖に適しているのかということを確認していただくことも大事なことでしょう。また逆の視点で考えると、普段から一緒にいることで、お互いが安心できる相手と認識している場合もあるのだと思います。異性という間柄ではまだなく、発情などとは縁遠い環境になっている可能性などもあるのかもしれません。本来ならば、それぞれのケージで、同じ環境に出ることなく過ごさせることが基本ともなりますので、この機会にそれぞれの縄張りを与えていただくことをお考えいただくこともよいのではないでしょうか。同じケージの中で一緒に過ごしている間柄でも、交配が成功した場合の対応としては、別々のケージでゆったりと過ごさせてあげる環境が必要になります。メスには特に、出産を安心してできる環境を与えてあげる必要があります。専念できない環境などの場合には、うまく出産子育てができないというケースもあるのです。お年頃の年齢でもあることですし、独り立ちができるような環境に整えていただくことはよいことなのだと思います。一般的に母親から離す時（離乳）には、日中の時間帯に別々にすることから始め、夜間は一緒のケージに戻すということを繰り返し、日中のひとりで過ごす時間を徐々に長くしていき、最終的に夜間もひとりで過ごすような環境にします。今回の場合にも、独り立ちの機会として同様な対応を行っていただいてよいかと思われます。それぞれが独り立ちできるように環境を考えていただきながら、暖かく見守っていただきたいと思います。