うさぎの体温は、直腸温で３８.５～４０℃が通常の範囲です。４０.５℃を超えるとけいれんなどの神経症状が見られるようになります。どういった環境で過ごしているのか、熱中症などを引き起こす環境ではないかということを、今一度確認していただくことが重要だと思います。熱が出た時に・・・というのではなく、体の熱が上がってしまうような環境下におかれていないかということを見直していただくことが必要なのです。室温や湿度のほか、空気がこもったりしないように風の流れがあるかなど、うさぎさんにとっての快適な環境を目指して整えていただきたいと思います。そして、６歳という年齢ですので、より環境に配慮してあげる必要もあるのだと思います。これまでと同じでよいということではなく、体調に変化を受けやすい年齢になってきているということを受け止めていただくことも大切なことなのだと思います。より優しい環境となるように考え取り入れていただくことも大切なことです。また、日頃の健康管理もとても重要です。食事の取り方やうさぎさんの様子などに変化がないかということを、日々観察していただくことが大切です。ちょっとの変化が体調不良のサインということもありますので、普段との些細な違いも見落とすことがないように、よく見てあげていただきたいと思います。当店のHPのうさぎの飼い方講座には、熱中症についてのページがございますので、こちらも合わせてご参考にしていただきたいと思います。もし、また同じような症状が見られた時には慌てずに、そしてかかりつけの獣医師に連絡を取りながら、どう対処することがベストであるのかのアドバイスをいただくことが一番でもあります。状況によって対応の仕方も変わってきますからね。そして、食欲が戻らないという時は、再度獣医師に診ていただきましょう。

うさぎの飼い方講座　熱中症について
http://www.rabbittail.com/breeding/detail.asp?id=42