生まれてきた赤ちゃんの手足の状態が、通常とは違うようだということですので、慎重に対応していただくことは必要なことだと思います。通常な位置に手足が収まらず、外側にそれぞれが開いてしまう状態のようではないでしょうか。このような場合、開張肢という病気の可能性があると思います。手足のうち、一本だけなどの場合もあるのですが、今回の場合には手足全てが開いてしまっているような印象をお受けします。立ち上がることができずに這っている状態でもありますので、重度な状況とも推測ができるようです。幸いにも、元気があるということですので一安心ですが、このまましっかりと栄養を取り込みつつ、健康で過ごすことができるかということを見守っていただくことは必要だと思います。今はまだ母乳なのだと思いますが、今後餌を食べることができるのか、水も飲むことができるのか、それらを独り立ちしてからもできるのかということが重要になってきます。うさぎさんが食べやすい、飲みやすい環境に整えるということも必要です。トイレについても一か所だけでということも難しくなってくるでしょうし、体が汚れやすいという状況も考えられます。どういった環境であれば快適に過ごしてもらえるのかということも考えていただく必要もあるでしょう。途中からこういった症状が見られたということではなく、先天的な可能性があるのだと思います。今後は看護ということも必要になってくると思いますので、どういった環境を与えてあげるとよいのか、治療などができるのかなど、やはり獣医師に直接診ていただくことが必要だと思います。時期を見ながら、かかりつけの獣医師にご相談いただくことが必要です。育児放棄の心配もあるということですので、離乳を終える時期など、少し様子を見てからということでもよいのかもしれませんが、ひとまずお電話でご相談されておくとよいのかもしれません。早期診察でよい結果があるという場合には、すぐにでも診ていただくほうがよいのですからね。