今年の暑さ対策は、昨年までとは異なって、節電を考えながらの対策になりますので、皆様試行錯誤されていらっしゃることと思います。うさぎは私たちと違って、汗をかくなどして体の熱を下げるということもできませんから、節電という最中でも、うさぎにとっての快適な環境を考えていただくことは必要なのだと思います。お留守番という場合には、エアコンでの室温管理は必須でもあることでしょう。設定温度を例年よりも上げていらっしゃるご家庭も多いことだと思いますが、うさぎさんにとって快適な状況であるのか、また、うさぎさんが快適に過ごしているのかどうかということを確認していただくことが重要です。設定温度を控えめにすることで、その効果をより感じてもらえるように、ケージの場所を移動することも良案だと思います。ただ、うさぎさんにとっては、ちょっとの変化とはいっても、普段とは違う場所に移されるということでもありますので、何か言いたいことがあるのかもしれません。お留守番時の環境が果たして快適であるのか、今一度確認していただくことも大切なのだと思います。部屋を閉め切ってのエアコンということが、うさぎさんにとって実は快適ではない環境という可能性もあるのだと思います。まだ暑いということであったり、逆に寒さなどを感じていたりするのかもしれません。また、移動されるということが嫌だと言う、単純な理由ということもあるでしょう。もしくは、移動される＝お留守番と認識しているなどで、それが嫌だという意味だったり、お留守番がスタートするからひとりで遊ぼうなどの様子であることなども考えられるのではないでしょうか。うさぎさんを取り巻く環境全体を今一度確認していただいて、この行動の意味を探っていただきたいと思います。また、食欲や排泄の状態にも変化がないか、体調に問題が見られていないかということも注意深く観察していただきたいと思います。