しゃっくりに関してですが、この症状は横隔膜の一時的な痙攣ということになります。横隔膜を持っている生き物には起こりうる症状ですから、この横隔膜をもっているうさぎにもしゃっくりは見られることになります。しゃっくり自体は、しばらくしておさまるのならさほど問題はないと思われます。ですが、注意しなければいけないのは、しゃっくりだと思っていたら、実はくしゃみや咳だったということがあるようなのです。しゃっくりという概念で捉えてしまっていると、くしゃみなどに聞こえないという場合もあるのかもしれません。くしゃみの症状を目にしたことがないということがあるならば、くしゃみでは？という疑いも捨てずに観察していただくことも大切だと思います。くしゃみや咳などですと、呼吸器系の病気のサインという疑いも出てきますので、この判断は重要にもなってくると思います。今回のうさぎさんの場合には、運動した後に見られるということですので、しゃくりということのほか、埃などが呼吸器官にいたずらして、くしゃみなどが見られるという見解もできることだと思います。環境を見直すことも含めて、よく観察していただくことが必要だと思います。食欲も見せてくれているようですが、生後２ヶ月ということですので、まだまだ不安定な時期でもあると思います。たくさん食べるようになっても、まだ体力がついていないという可能性もあるでしょう。また、この時期ですので、室内の環境が快適であるのかという点も見返していただく必要もあると思います。熱中症などを引き起こさないような環境に整えていただきたいと思います。環境を見直してみても、症状が続けてみられるということならば、体調不良のサインではないかということを疑って、獣医師に改めてご相談いただくことがよいのかもしれませんね。