ご返答のお言葉が足りなかったようで、こちらこそ申し訳ございません。そうですね、確かに初産ということでも、人間の年齢で４０歳での出産は、可能な年齢ではありますよね。そういった捉え方ができる年齢でもあるのだと思います。ただ、高齢になるほど、母体にも負担や危険が伴ってきます。うさぎにも難産と呼ばれるケースが多くあることではありませんが、考えられることなのです。難産の場合には、帝王切開ということもあるということです。また、うまく出産をできたとしても、生まれてくる子供に、障害や奇形、また死産という可能性も考えられます。繁殖に最も適した年齢の出産でも、こういったリスクはもちろんあるわけですが、年齢を重ねていることで、そのリスクも高くなるといえるのだと思います。また、母親になるうさぎさんの体が出産に適しているのかという点も、確認していただくことも重要なことです。遺伝的な問題（不正咬合や神経障害などの疾患をもっている）がある場合には、生まれてくる赤ちゃんに同様の疾患が見られることが考えらますので、繁殖をさけたほうがよいですよね。また、うさぎさんの性格が、神経質すぎたり、攻撃性があったりという場合にも繁殖には向かないといわれています。こういった場合にも、死産などのケースが見られたり、子育てをしないという育児放棄が見られたりするようです。育児放棄とは、ゆっくり子育てできる環境ではないと判断してしまった場合などに、子育てを止めてしまうことです。環境に問題があることもあれば、うさぎさんの性格などから上手に母親になれない場合などもあるようです。育児放棄が見られた時には、人工保育が必要になってきます。母親の変わりにミルクを与えていただく必要がありますので、その時間をきちんと取っていただけるのかということも、考えていただくことが必要なのかもしれません。繁殖に向くうさぎで繁殖の経験をさせるには、メスの場合には３歳までともいわれているようです。（書籍　よくわかるウサギの健康と病気　参照）リスクと大きく表現いたしましたが、母体に見られるリスク、赤ちゃんに起こるリスクが考えられます。万が一ということまで考えていただきながら、よく考えてご判断いただきたいと思います。大げさかもしれませんが、うさぎさんの生死にも関わることだということをお伝えしたいのです。もちろん、全てが問題なく、繁殖、妊娠、出産と運ぶこともあることなのかもしれません。様々なリスクがあるということも、それぞれのうさぎさんの性格や環境などでまた変わってくることでもあります。ですから、どのくらいの確率とはっきりと申し上げられないことでもあります。申し訳ございません。ただ、こちらのQ&Aには、死産であったというご投稿も少なくなく頂戴しております。出産までには大変な労力を使いますので、母親うさぎの負担もかなりのものだと思うのです。様々な点からじっくり考えていただいて、飼い主さんが最終的に判断されることなのですよね。どうしてもという気持ちが大きいということであれば、それをこちらで無理にお止めすることはできないことでもあるのですが、万が一という心配があるということを、お伝えさせていただきたく、こういった回答であるということをご了承いただきたいと思います。繁殖を試みるという決断をされる場合には、獣医師のお力も借りることになると思います。かかりつけの獣医師にも是非ご相談していただきたいと思います。繁殖に向く個体であるのかという根本的問題から、妊娠期間を順調に過ごせているかどうか、また出産後のそれぞれのうさぎさんの健康状態なども診ていただけるように、お導きいただけると心強いと思われます。ご希望のお答えとなっていないようですが、どうぞうさぎさんがどう思っているのか、うさぎさんの目線でもお考えいただいて、後悔のない判断をしていただきたいと思います。ご連絡ありがとうございました。