鼻涙管閉塞
2ヶ月前に捨てうさぎ(ホーランドロップ)を保護し、世話しています。なので、年齢はよくわかりません。右目から涙が出ており、目の周りの脱毛がかなり見られたので、病院に連れて行きました。目薬や抗生剤(種類を変えながら)でよくならなかったので、造影剤を投与してみたところ、『右の切歯の歯根の圧迫による鼻涙管閉鎖』と診断されました。あと数回定期的に洗浄して改善するかどうか見ようというということで進んでいますが、点眼麻酔、場合により全身麻酔も必要ということで体の負担も心配しています。自分にできることは何かということで、マッサージや涙をふいてあげるということはしています。食欲は旺盛で、ペレットはモリモリ食べます。牧草はほとんど食べません。(ひょっとして今まで食べてこなかったかも)さて質問ですが、歯根の圧迫の場合、硬い食事は負担が大きいということで、やわらかいペレットにしたり、牧草もなるべく柔らかいもの、あるいはあげないほうがよいと言う意見がある一方、ペレットをモリモリ食べている・マッサージしても痛がらないようなら、切歯の歯根の圧迫による痛みはないのでできる限り硬い牧草を食べるようにしてあげてくださいという意見があり、どうしたらよいのか困っています。数件の動物病院に聞いたところでは、牧草は与えてくださいという返答でした。実際のところどうなのでしょうか?
右目の鼻涙管閉塞という診断のようですので、今後も注意深く観察していただきながら、適切な処置をとっていただきたいと思います。与える食事の内容に関してですが、やはり牧草は食べてもらいたいものです。今回のうさぎさんの場合、ペレットをもりもり食べてくれていますので、歯根の圧迫などによる痛みなども感じられず、食欲をしっかり見せてくれていると解釈できるようです。この場合ならば、うさぎさんに適した栄養内容のペレットであるならば、問題なく食べさせてあげることができるでしょう。牧草に関しても、一番刈りなどのしっかりしたタイプのものでも問題ないのではないかと思われます。ただ、牧草を食べてくれないようですから、興味を示してくれる牧草を探して与えていただければよいのだと思います。お試しサイズやサンプルなどでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。また、ペレットの形状にした「純 うさぎのペレット牧草」など、試してみていただくこともよいと思います。普段食べ慣れているペレットと同じような形ですので、騙されて(?)食べてくれる可能性があると思います。また、ペレットに関しても、「シニアブルーム」もお勧め致します。このペレットは、簡単に手でもほぐれるものですから、食べる際に歯根にもやさしく、また荒く大きな質の高い繊維(牧草)を混入させていますので、牧草と同等の咀嚼ができるペレットになっていますので、今回のうさぎさんにとても適していると思います。ただ、年齢が定かではないようですので、獣医師に年齢のお見立てをしていただいて、適した与え方で取り入れていただきたいと思います。それから余談ではございますが、うさぎを保護する場合には、元の飼い主より連絡がないか、地元の警察・動物保護センター・保健所などに問い合わせていただくことが必要です。届出が無く、このまま保護していただけるようでしたら、警察に拾得届を出して動物保護センター・保健所に保護していることを連絡していただくことが必要になってくるようなのです。また、保護をされた時に、明らかに遺棄された状況(箱に入れられている)であった場合ならば、動物愛護法違反になりますので、警察への通報に加えて、日本うさぎ愛護協会にもご相談いただきたいと思います。
「純 うさぎのペレット牧草」の紹介ページ
http://www.rabbittail.com/cart/detail.asp?PID=35&ID=1134
「シニアブルーム」など、ペレットのブルームタイプのトップページ
http://www.rabbittail.com/cart/list_thumbnail.asp?PID=28&SORTORDER=2&KEYWORD=%83u%83%8B%81%5B%83%80%83%5E%83C%83v
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