食欲不振の症状が見られているようですので、何が原因であるかということを考えてあげることはとても大切です。獣医師にもきちんと診ていただいて、歯のトラブルや毛球症などの心配はないようではありますが、腸内の消化システムなどに心配が考えらえるようなのですね。もちろん、食べる量が減っているとのことですから、この消化システムにも狂いが見られているということは考えられることではあるでしょう。チモシー牧草をしっかり取り込んでいただければ、腸内細菌も安定してくることに繋がりますので、牧草、そしてペレットに興味を示してもらえるような環境を考えていただくことが必要だと思います。また、ペレットの状態も今一度確認していただきたいと思います。同じ種類のペレットであっても、新しい袋を開けて与えた場合には、以前食べていたものとの違いを察知して、食べつけなくなることもあります。与えているペレットが空になる前に、新しいものを混合して与えてあげるというひと工夫をしていただくとよいですよ。それから何よりも気をつけていただくことは、これからの季節は日中かなり暑くなりますので、熱中症などにならないよう、快適に過ごせる環境を与えてあげてください。お留守番をさせているということであれば、エアコンや扇風機、暑さ対策グッズなども上手に利用していただくことが必要です。そしてご質問の中のペレットの与えている量が、少なくなってこの量だということであれば、与える適量の範囲（体重の３～５％量が一日量の目安です）でもあるといえそうです。５ヶ月という年齢は、大人うさぎに近付いてきていますので、食が安定してきたという見解もできます。体重や体調に問題がなければ、様子を見ていただければよいと思いますので、飼育環境とペレットの確認を行っていただきながら、うさぎさんの様子に変化がないかということを観察していただきたいと思います。