臼歯の不正咬合対策は?
我が家の、9か月になる女の子のウサギについて相談をさせてください。今月初旬、ウンチの量が少なく、大きさも小さくなっている事、餌の減りが少ない事に気付きました。病院で診てもらったところ、奥歯の不正咬合があり、舌を傷付けて、餌の量=ウンチの量が減っていたようです。その場で奥歯を切ってもらい、薬を服用させていました。ところが、2週間位経過した後、全般的にウンチの大きさが小さくなっている事に気付き、再度病院に連れて行ったところ、また奥歯が伸びておりました。「固い牧草をとにかく食べさせて、かじり木を奥歯で噛ませてください。」とお医者様からは言われたのですが、牧草は柔らかい所が好きでなかなか固い所を食べてくれません。牧草の種類を変えようかと思いますが、かじり木を奥歯で噛ませるのは、なかなか難しいように思います。先天的な不正咬合のようで、定期的に歯を切りに連れていくのは仕方無いのですが、あまり頻繁に連れていくのは、可哀相で仕方ありません。。。奥歯の不正咬合対策に、何か良い物・手段がありましたら、教えてください。なにとぞ宜しくお願い致します。
奥歯(臼歯)の不正咬合の場合には、獣医師がおっしゃるように繊維質の多い食事を取り込んでもらい、この臼歯をよく使う食べ方をしてもらうことが必要だと思います。飼い主さんがおっしゃるように、かじり木を奥歯で齧らせることは難しいことですから、食事の内容を考えてあげるということが必要なのだと思います。柔らかい牧草に比べれば、堅い牧草の方が繊維質があることではありますが、とにかく牧草をしっかり食べてもらうということが大切ですので、食べてくれる牧草があるということを受け入れていただきながら、他の種類の牧草も試してみるということでよいのではないでしょうか。牧草自体を食べなくなることで、臼歯を使う機会をなくしてしまっては元も子もないわけですからね。そして食事の中心となっているであろうペレットにも目を向けてみてください。どのようなペレットなのかを今一度確認してみていただきたいです。より咀嚼できるペレットが臼歯をしっかり使うことに繋がりますので、「シニアブルーム」を是非取り入れていただきたいと思います。9ヶ月ということですので、シニアブルームだけを与えるということにはまだ年齢的に達していないといえます。ペレットを全てこちらに切り替えるということではなく、一部を切り替えるという与え方になるでしょう。生後6ヶ月から2歳までのうさぎさんの場合には、他のペレットとシニアブルームを2:1の割合で与えていただくことが望ましいようです。歯の健康を考えるとき、いろいろな種類の食事(牧草、木の皮、穀物、野菜、わらetc)を考えていただくことも大切なことなのです。同じものではないものを取り込むことで、それぞれを食べる際の歯の使い方になりますから、結果、歯の磨耗にも繋がってくるといえるのですからね。そして、定期的に歯のチェックを行っていただくことが大切ですね。処置の後には本来ある食欲と排泄が見られるようになるわけですから、うさぎさんにとってもこれは必要なことなんだと、受け入れてくれるようになるのではないでしょうか。
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