かかとの毛が抜けています
いつも参考にさせてもらっています。我が家には生後8か月過ぎのミニウサギ(♂)が居ます。サークル内で遊ばせているときに最近気づいたのですが、両足のかかとの毛が抜けています。ピンク色の皮膚?が見えているのですが血は出ていません。特に痛がっている様子はなく普通に走り回っているのですが、時々自分で舐めたり噛んだりしているように見えます。毛を自分でむしり取っているのでしょうか…。病院に行こうかと考えているのですが、これは皮膚炎か何かの病気ですか?回答をお待ちしています。(一部中略)
両足のかかと部分の毛が抜けたり、その地肌が見えているという状況から、ソアホックの症状と考えられます。実はうさぎには多い疾患でもあります。炎症が見られていない状況のようではありますが、うさぎさんを取り巻く環境を今一度見直してあげることも大事なことだと思います。原因としてあげられるものは、肥満の為に足の裏への負担がかかること(体重過多であればその分負担がかかりますから、必要があれば食事制限も考えてあげてください。)や、スタンピング行為を多く行う、生まれつき足底の毛が薄いなどのうさぎ自体に問題がある場合と、飼育環境に問題がある場合になります。狭いケージであまり動くことがなくいつも同じ姿勢でいたり、床が平らで移動するときに足底の同じ場所がいつもあたっていたり、おしっこで床が湿っているなどで不衛生な状態で皮膚炎になりやすいなどです。うさぎの行動や環境に問題がないか見つめ直してみていただいて、原因となりうる点が見つかった場合には、それを改善しましょう。炎症がない症状のようですから、OYKグルーミングスプレーで皮膚の環境を整えていただいた後、プロポリス軟膏やキチンクリーム、パナズーバウケアクリームなどでケアしていただくことで、症状の進行が止まったり、改善されたりする場合があります。お手入れの最後には、足裏の毛を立たせて、脱毛部分を覆い隠すようにガードしてあげることなども大切かもしれません。それから、抱っこされることが特に苦手な子などでしたら、何度も何度も身体をチェックされることがストレスとなる場合もあることでしょう。一日一回などとその頻度を決めていただいて、チェックしてあげることも必要なことなのかもしれませんね。病気の疑いのほかストレスによる行為(毛を舐める、抜くなど)の場合もありますから、ストレスとなることがないか生活全体を見直していただくこともとても大事です。ただ、やはり心配だという場合には、きちんと獣医師に診ていただくことが重要です。ソアホックかどうかを診断していただくことはとても大事なことですからね?
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