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トップ > うさぎの飼い方Q&A > 病気 > 不正咬合
病気

不正咬合

何度か質問させていただいており、その都度丁寧な回答をいただきありがとうございます。うちのまおちゃん(ネザー・オス・ちょうど2歳)を1年ぶりに健康診断に連れて行ったところ、片方の奥歯が少し内側に倒れこんできていることがわかりました。不正咬合だと思うのですが、まおちゃんは牧草が大好きでいつも目の色を変えてむしゃぶりつくぐらいモリモリ食べるのにどうして不正咬合になってしまったんだろうと私もショックを受けました。ネットで調べたら遺伝もあると書かれていました。ペレットは朝は大さじ1杯、夜は大さじ1杯半しかあげていません。あとは牧草をたくさんあげていますし、チンゲンサイやニンジン、りんごなどを時々おやつ程度にあげています(週に2~3回ぐらい)。まだ歯が小さくて削れないということで数ヵ月後に再度診せに行くことになったのですが全身麻酔と聞き、臆病な性格のまおちゃんがとても心配でなりません。一度倒れこんでしまった歯は元には戻らないのでしょうか。今からでも間に合う何か予防できることなどはありますか?ネットで調べたところ、不正咬合に一度なったら同じように歯が生えてくるため、一生直らないと聞き、ショックです。今すぐペレットを与えるのをやめた方がいいのでしょうか。栄養面などはそれで大丈夫なのでしょうか。それともう一点気になるのは、不正咬合の治療に使う全身麻酔というのはやっぱり注射ですか?治療には数ヶ月に一度全身麻酔をかけて行うと聞いてとても不安に思っています。是非ご意見宜しくお願いします。

不正咬合の疑いがあるということで、定期的に確認をする必要があるようですね。臼歯(奥歯)の確認は、なかなか自分では難しいこともありますし、今回のまおちゃんのように、牧草もしっかり食べてくれている状況であれば、歯に疑いを持つことも少ないですから、お気持ちはとてもわかります。ですが、早期発見できたこと、これがなによりも大事なことですから、前向きに考えていきましょうね。手遅れではない状況でもあり、今後対処できることもあるのですから。牧草もたくさん食べている生活ではあっても、歯にトラブルが見られる場合もあるということがこのご質問でもわかることです。遺伝的な原因で見られる場合もありますし、その他外傷などが原因ということもあるようです。牧草などで、臼歯のすりつぶし運動ができる食生活を心がけていただくことが大事ですが、決してペレットを与えてはいけないということではありません。その子にとって適量のペレットは必要なわけですから、それ以上の量を与えないこと、ペレットだけでは足りない食欲は、たっぷりの牧草で補うということです。そしてその牧草が臼歯を使いながら食べる食事の代表選手ということなのです。牧草の他には、野菜類、穀類、木の皮など、形状のことなる食事を取らせてあげることで、いろいろな歯の使い方ができますので、不正咬合の予防にもなります。牧草ひとつとっても、茎の多い部分、長いもの、短いものと、違うタイプの牧草なども取り入れることで、違った歯の動かし方が見られるのかもしれませんよ。それから、麻酔に関してですが、注射の場合もありますが、マスクを用いた吸入麻酔も使われているようです。(吸入麻酔前に鎮静剤を注射することもあるようです)このご質問に関しては、担当の獣医師とじっくりお話し合いをもたれることが大事だと思います。どういった点が不明で、そしてどういった不安があるのかということをお伝えして、その気持ちをクリアにしていただけるように、かみ砕いてお話ししていただくことをお願いしてみてください。大事な家族をお願いするのですから、納得できるまでの歩み寄りがとても大事なのだと思いますよ。

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