とても心配ですね。うさぎさんにとって環境が変わったようですが、そのことも関係しているのかもしれませんね。この預かってもらった時期が最近ならば、ストレスが原因で食欲がなくなったということもあるのでしょうね。６歳を越えたうさぎさんですから、年齢からみても、急激な環境の変化に身体も精神的にもついていけないことなども充分に考えられますからね。また、今までなんでもなくできていたことが、出来なくなる時期というものもあるようです。例えばトイレを上手に使っていたのにそうではなくなったり、ボトルから水を飲めなくなったりすることもあるようですよ。水分を取ることが出来ない場合には、脱水症状ということもあるでしょうね。
そして、うさぎは盲腸糞を食べることによってタンパク質とビタミンと多くの微生物などをエネルギーとして補給しています。ただ、これを食べないからといってすぐすぐ生命に関係するかというと、そうではないこともあるようなのですね。術後など傷口をいたずらしないためのカラーをつけているうさぎさんや、体に支障があり盲腸糞を食べることができないうさぎさんでも、ちゃんと生きていくことができていますからね。もし盲腸糞がきちんと作り出されていて、それを目にすることがあるのならば、うさぎさんの口元にもっていって食べさせてあげることがよいと思います。
そしてなによりも食欲が回復するよう、日頃食べている物をいろいろ与えていただきたいと思います。本来ならば、パンなども好ましくない食材ですが、こういった緊急事態にはそうもいっていられませんものね。そして場合によっては強制給餌なども必要になってくるのだと思いますよ。気候も関係してきていることもあるかもしれませんので、うさぎさんの飼育環境を万全にしていただくことも大切だと思います。