種類で見られる性格の傾向などはありますが、あくまでも目安となります。しつけに関してですが、ネザーよりホーランドのほうが若干ですが時間がかかるかもしれません。ネザーは抱かれることを好まない子も多いですが、人に懐くといわれています。機敏な動きを見せることと臆病な性格が特徴ともいえるでしょう。飼い主さんの行動などにも敏感でよく反応することや、様々な表情を見せてくれるのがこのネザーといえるでしょうね。ホーランドの多くの個体の性格は温厚で、触られることを嫌がらずに人間の手を怖がることが少ないといわれています。アメリカでは、ペットセラピーなどで使用されることがあるといわれています。毛の抜け方ですが、どちらが少ないというような表現は出来かねてしまいます。どちらとも短毛種ではありますが、換毛期などの毛の抜け変わりの時期には、毎日お手入れしていただく必要がありますからね。レッキスやミニレッキスなどが、毛のお手入れが楽な種類といえるかと思います。そして、室内で飼育していただくとはいっても、放し飼いといった環境ではなく、うさぎさん専用のお部屋を与えていただくことが基本となります。ケージがそれにあたります。ケージの中で基本的に過ごさせてあげ、決まった時間などをケージから出して遊ばせてあげるというような環境が望ましいと思います。ケージの外に出してあげたとき、うさぎさんはそこにあるものを囓るということは本能で見せている行動でもあります。ですから囓られては困る環境のままでいるのではなく、事前に環境を整えてあげることが必要なのです。木製品を囓ることも充分に考えられますし、電気のコードや、カーペットなどを囓ったりいたずらしたりもするでしょう。うさぎさんにとって危険な環境でなくなるように、サークルやすのこなどを使って環境を整えてあげることが重要だといえると思います。いずれにしましても、性格や見せる行動は、その子その子で全く違ってきます。種類で検討されることもひとつではありますが、それぞれのうさぎさんを、直接見て感じていただきたいとも思います。