うさぎは基本的に抱っこされることは苦手ですから、それをしっかり受け入れた上で、飼い主さんが上手に抱っこしてあげるということが必要になるのです。また、何のために抱っこするのかという根本的なことも考えてあげることが大事です。抱っこが好きではないうさぎさんにつき合ってもらうといういい方もできるのですから、むやみに抱っこするのではなく、理由を見つけてあげることが必要だと思います。コミュニケーションを図るためとはいっても、上手に抱っこできない状態では、逃げられるばかりですし、それを追いかけ回すというような状態になれば、悪い印象ばかりを与えてしまいますからね。ケージからの出入りをうさぎさんが自らするということ、これは決して悪いことではないと思います。ケージの外で過ごす様子に、問題行動などがないのであれば、決まった時間にケージの扉を開けて遊ばせてあげることでもよろしいと思います。扉をあげるのはうさぎさんではなく、飼い主さんなのですから好き勝手できているわけではないともいえますからね。抱っこされることに過剰な恐怖心や警戒心などを持たせてしまうほうが心配ですので、うさぎさんの気持ち、そしてペースなどもよく考えて取り組んでいただきたいと思います。その子ごとで見せる行動や、性格が違うのですから、そのうさぎさんの個性をまずは受け止めてあげることからだと思います。その先にその子にあったしつけの方法があるのだと思いますからね。