みもりん様は懐かないといった風に解釈をされていますが、戴いた内容を拝見するとそうではない印象をお受けいたします。名前を呼んで寄ってくることが時々でもある、ケージの掃除の時には嫌がっているような動作は見せずに顔を近づけたりしている、背中部分ではあってもグルーミングができるなど、これらのことは、すでに飼い主さんを理解して見せている行動であるといえます。うさぎさんによってその気持ちの伝え方や甘え方、そして見せる動作にはうさぎそれぞれですので、見せている行動がどういった意味なのかということを、飼い主さんが読みとってあげることがコミュニケーションを上手にとることの始まりだと思います。みもりん様のうさぎさんは、飼い主さんの行動に敏感に反応するというよりも、自分のペースで過ごしているということが感じられます。甘え上手ではないうさぎさんともいえそうですね。ケージの中が好きということは、女の子の場合はそれが顕著に見られることでもあります。ですがそれもケージに放す時間や頻度があれば、ケージの外の環境にも興味津々となるでしょう。これから思春期を迎える年齢でもありますからね。新しいことを受け入れる、縄張りを明確にしていくということも、うさぎさんごとでそれまでの課程が異なります。あっという間にトイレの場所を決めたりする子もいれば、時間がかかる子もいるということですから、ゆっくり向き合っていきましょう。抱っこに関しても、基本はみんな好きではなく苦手だと思ってください。捕食動物という本能が、捕まえられるということに危機感を感じているのかもしれません。それでも上手に抱っこするには、飼い主さんの心意気と、コツが必要なのです。逃げられるスキを与えないことと、暴れさせないようにしっかりホールドできるかということになるでしょう。健康診断の際など、専門家から直接抱っこのコツを教わることもよい方法です。うさぎさんも飼い主さんも、抱っこがどういうものかを理解できる時といえますからね。こちらも時間がかかるかとは思いますが、飼い主さん次第だとわかれば、頑張ることができそうではないでしょうか。飼育書通りにはいかないことも多いこととは思いますが、それがその子の個性でもあるということ、魅力に繋がっているのだと思いますよ。