この行動を見せているとき、興奮状態であるということが感じられているようですので、このことがキーポイントとなりそうです。ペレットが欲しいと催促している場合であれば、餌が入った状態で見せたりする行動ではないですので、ペレットが理由としたら、より美味しいものを選んでいるなどということが考えられるかもしれません。与えているペレットに、嗜好品などが含まれている場合には、この見解も該当するかもしれませんね。そして、器ごと押したり動かしたりということもありますので、ケージの中の使い方をいろいろ考えているのかもしれません。生後１０ヶ月でもありますので、発情をむかえていたりするのであれば、縄張りをより明確にしているという場合などもあるかもしれません。巣作り（疑似妊娠）の行動はみえなくとも、ケージの中を自分なりに管理したりする気持ちもあるのかもしれません。また、やんちゃ盛りでもある年齢ですから、単純に遊びとしてしまっていることもあるでしょう。餌入れではなく、ほかに遊ぶことができるおもちゃなどを与えてみて、どういった行動を見せるか確認していただくこともよいと思います。その場合、餌入れを固定式にしてケージに設置していただければ、スペースも確保できるでしょうし、餌入れを動かすことを止めさせることにも繋がります。発情期の場合には、お年頃になったということを受け入れていただきながら、飼い主さんも温かい目で見守っていただくこともとても大事です。興奮しているところで叱っても、それを受け止められないということも予測できますので、一旦行動を止めさせて、優しく声を掛けてあげることなどで様子を見ていただくこともよろしいのではないかと思いますよ。