避妊手術に関しては、飼い主さん、また獣医師によってもそれぞれの考え方があると思います。高齢になると子宮に関連する病気にかかりやすいともいわれていますので、避妊手術を進める獣医師が近年多くなっているようです。きっと女の子をお持ちの飼い主さんはどうすれば一番なのか、一度は迷われた経験があるのだと思います。そして様々な視点から考えられて、それぞれの答を出しているのでしょうね。
実際、出産を考えていないうさぎさんの場合は、手術を早めに行った方がよいと言われているようです。手術は歳を重ねる事に難しくなっていくといわれてますが、これは体に余計な脂肪がついたり、術後の回復力などが関わっているのだと思います。また出産を経験させるのには適したうさぎ、そうでないうさぎもいます。遺伝的なことが問題の場合もありますし、体つき（小さすぎる場合や太りすぎの場合など）や高齢での初産も大変危険であるといわれます。２～３歳での初産は避けられたほうがよいともいわれています。出産によって赤ちゃんだけでなく母胎にも危険が生じますのでこのことも理由のひとつなのでしょうね。
手術をしないと判断された場合は、より日々の食事や生活習慣など、病気になりにくい状況をつくってあげることもとても大切です。そして、うさぎさんの状態をよく観察、理解してあげて、何かいつもとは違う状態になったときには、直ぐに獣医師に相談する事がとても重要です。どうぞご長寿うさぎさんと呼ばれるようなうさぎさんであるように毎日を大切に過ごして行きましょうね。