スタンダード基準でいうホーランドロップの理想体重は1.35kgとなっていますので、これだけで判断すれば、体重オーバーといえるのかもしれません。しかし一概にこの重さを超えたから肥満だとは言えない場合もあります。その子その子での骨格など体格が違っても来ますので、一度獣医師やうさぎ専門店、ショーブリーダーなどに見ていただいて、理想体重などを教えてもらうとよいかもしれませんね。
生後６ヶ月であれば食事量はきちんと管理してあげることが必要になると思います。ペレットは生後４～５ヶ月頃の体重の３～５％量を一日分として、朝夕に分けて与えるというのが基本です。ひとつかみの量でいったいどのくらいのペレットを与えているのか、把握することから始まるかもしれませんね。そして適正な量のペレットをしっかり管理してあげて下さい。
ペレットを少なくするかわりにたっぷりの牧草を準備してあげてくださいね！この場合はチモシー牧草が適していますので、いつでも食べられる状態にしてあげることが必要です。牧草は肥満防止の他にも、毛球症の予防や歯の適切な摩耗、腸内細菌の安定やストレスの軽減など、うさぎさんにとっての健康管理には欠かせないものです。どうぞ新鮮なものをあげてくださいね。
またおやつなどもペレットと同様に与える量を管理してあげなければいけません。穀類などが入ったフードはこれもペレット摂取量に加えられます。ペレットをきちんと与えているわけですから、おやつにはあまり適していないと思います。とうもろこしやエン麦などは単体でペレットに振りかける、添えてあげることでよいと思います。
女の子は男の子よりも体重が多くなりがちです。また胸の部分の肉垂ができる子が多く、このボリュームでも肥満度の指標のひとつになるかもしれません。お腹の脂肪の月加減や背骨などが触ってわからない状態などでないか確認してみて下さい。肥満は多くの病気の引き金となりますので、充分に注意してあげることが必要です。