うさぎさんをお迎えして、確かまだ間もないということでしたよね。ですが、うさぎさんの様子をよく観察されていらっしゃるようで、その行動などもだいぶ把握されているようです。まず、トイレのしつけですが、その子その子で覚え方も違えば、覚えるまでにかかる時間も違ってきますので、長い目でみていただきながら、チャレンジしていただくことが必要です。トイレの上に乗ることには問題がないようですので、その場をトイレと認識してもらうことが必要のようです。寝床となる別のスペースがあるのですからね。今のトイレの場所が、うさぎさんにとってはケージの隅ということでもありますので、この場所のいずれかをトイレとしてあげるとよいのでしょう。うさぎさんなりにケージの使い方が決まりつつあるようですからね。それにはどうするとよいのか、これはいろいろ試してみるしかないのだと思います。寝床と認識してしまっているトイレを一旦はずしてしまうこともよいでしょう。そうなるとケージの中の環境が変わってきますので、寝床を別に作ることも予測できます。トイレの場所の使い方にも変化が出てくることもあるでしょう。また、トイレの大きさなども考慮してあげることも大切です。大きすぎるトイレであれば、くつろぐには最適ですから、トイレ自体を見直すということもよいかもしれません。トイレをケージに入れるときには、排泄物やそのにおいをつけてあげることは基本です。それらが体に直接つかないように、すのこ付きのトイレがより優れていると思います。そして、なぜか食べながら糞をすることが少なくないのです。小さい子などは、特にそうなのかもしれません。そのことを考慮して、ケージのレイアウトなどを考えてあげるとよいのです。そして、牧草を食べるにあたっても、自分の好きな部分を選んで食べますので、気に入らない部分はポイッと捨てたりすることもあります。食べる牧草の側に、糞がたくさんあること、確かにこのことは衛生的にはどうなのかと問いたくなりますが、糞がその場にとどまらないような環境を作ってあげることもひとつの方法です。お話しを拝見する上では、床材などの上にうさぎさんが過ごしているような印象をお受けします。ケージ自体に下網を敷いていただく環境であれば、糞やおしっこもその下に落ちてくれますので、牧草などと混ざってしまうことも少なくなると思います。また、こうすることでケージの環境も変わりますから、その使い方に違いがでてくるかもしれませんよ！木製のすのこでもよいのですが、金属性の下網のほうが、おしっこもすぐ下に落ちてくれますので、トイレの場所が決まっていない子の場合には適した環境ともいえるかと思います。必要があれば、部分的にすのこなどを取り入れてあげると、尚よい環境になります。うさぎさんごとで、その子の性格も違えば、取り巻く飼育環境も異なりますから、飼育書などの通りにはいかないことが多いのです。うさぎさんを観察していただきながら、この子にはこんな環境、こんな方法がよいのかな？といろいろお試しいただきたいと思います。頑張ってくださいね！