ケージの外でうんちをするようになった | うさぎの飼い方Q＆A

うさぎの糞尿

ケージの外でうんちをするようになった

４歳４ヶ月の男の子です。生後１ヶ月の時にお迎えし、来て数日でトイレを覚えました。この４年間、ケ－ジの外にはうんちもおしっこもしない子だったのですが、最近外でうんちをするようになりました。最初の２ヶ月は実家で両親と私（飼い主）と、３ヶ月くらいの時からずっと１人と１匹暮らしです。
思い当たる変化と言えば、久しぶりに両親が家に遊びに来た際に、嬉しそうに走り回りながらうんちを何個か外にしていた事です。一人暮らしを始めてからも、私の都合で長期間うさぎさんを実家に預けていたこともあり、両親にはとても懐いています。その時は嬉しくてうんちをしたのかなと、特に何も思わなかったのですが、両親が帰った後もうんちをするようになり、ついにはおしっこをした跡を発見しました。男の子ですが、今までスプレ－なども無く、おしっこは本当にトイレでしかしていなかったので、何か不満なことがあるのか心配です。
あと、半年ほどで初老と言われる５歳なので、歳の変化なども関係しているのでしょうか。お散歩は、私が仕事から帰ってきて寝るまで、外に出ています。その数時間の間、自由に走り回ったり草を食べて過ごしています。

トイレ以外で糞やおしっこを見せるようになった時には、その時の状況とケージ内のトイレの使い方も含めて振り返っていただきたいと思います。
取り巻いていた環境の変化として、懐いているご両親の登場があります。飼い主さんが感じられたように、うれしくて興奮したことでつい出てしまったということは十分に考えられます。また、今回は預けられたという環境ではなく、自分の縄張りの中の変化になりますので、縄張りの主張という解釈もできるのかもしれません。ちなみに、ケージの中にあるトイレへの反応には変化が起きていますか？トイレの使い方にも変化が見られているような場合は、トイレの縄張りに変化が起き始めていることも考えられるのかもしれません。うさぎの場合、縄張りの主張などでも糞やおしっこを見せますので、トイレだけを100％使ってもらうことが難しかったりするのですが、こちらのお宅ではこれまでそうだったということ自体が、実はとても珍しい状況だといえるのです。
年齢を重ねてきていることや今回の環境の変化の体験により、うさちゃんの中での過ごし方に少し変化が生まれていることが考えられるようではないでしょうか。もし、トイレの縄張りが変化しているような印象がある時には、改めてトイレの場所を明確にしてあげることのほか、トイレ周りの環境が今のうさちゃんにとって使いやすい状態であるのかも確認してあげましょう。汚れが気になっているなどで使わなくなるケースや、段差を取り除いてあげることでも使い方が変わってくることもあります。使いにくいということがストレスになっている可能性も疑っていただきながら、改めてトイレの使い方も確認いただくとよいと思います。
そして、年齢を重ねてくることで若い時とは違った行動など、小さな変化が見られてくることがあります。その変化をしっかり見極めていただきながら、うさちゃんの今を改めて知ること、認めてあげることも必要になってくることもあります。また病気のサインとして変化が見られることもありますので、見逃すことのないようこれまで以上にうさちゃんを観察していただきたいと思います。