シニアの食事について | うさぎの飼い方Q＆A

高齢うさぎ

シニアの食事について

長年うさぎを何匹かお世話している者です。来月７歳になるうさぎをお世話しており、元々お迎えした時から食が細く牧草もペレットもマイペ－スに細々と食べる子でそれにより健康になんらかの影響がある形でもなかったので個性と受け止めていたのですが、もしも病気や高齢になった時に指標になりづらいなとか、食べなくなったらすぐに体調が変わりそうで怖いなと危惧していました。
６歳も半ば今年の夏が始まるかなというくらいから食がだんだん細くなってきて。換毛期の影響もあると思っていたのですがペレットを食べ切る時間が長くなったり、時には夜まで残っていて次の食事の時間が来てしまうなど変化が現れるようになりました。この始まりの段階で気になり、より栄養価もある高齢用のス－パ－シニアに切り替えてみたり硬いものが嫌なのかなと牧草をソフトチモシ－や二番刈りに変えてみたりしました。他にも乳酸菌や納豆菌、プロポリス、アクティブＥも健康のために与えています。この子は明らかに元気がないと言うわけでもなく歯も綺麗で元気もあり、牧草はペレットよりもよく食べていたことから味の問題もあるのかなと考えたりもしました。
先日とうとうペレットはほとんど食べなくなったので、心配で粉末の溶かしてお団子状にする栄養価の高いご飯をあげたところ、食べてくれました。それは食いつきが良かったのですが急な病気の時にあげるようにしていました。
また換毛期が始まってから３ヶ月くらい毎日盲腸糞を残すようになり、酷い時は量も大量で食べていないのだと思いそれも理由の一つかと考えていました。
しかし先日、たまたま以前在庫のペレットが無くなってしまった時に近所のドラッグストアで買った安めの嗜好性の高いペレットをあげてみたところ飛びついて食べたのです。それ以降それは食べてくれるようになり今は何も食べないよりも食べてくれる方がありがたいと思いこの数日そのペレットと牧草をあげています。本人は元気です。あとようやく盲腸糞もこの一週間くらい残さなくなりました。
今後このペレットばかりを上げ続けるのはよくないと思いますが食べないよりは食べてくれる方がいいとも思いますしどうしていくのが良いでしょうか？（一部中略）

うさちゃんの個性の違いにより興味を示す食事などにも違いがあります。食が細い子の場合は、こだわりなども見られることがありますので、気に入らない場合は、食べない様子が見られることもあります。どんなものを口にしてくれるのかを探りながら、食べられるものを増やしてあげられるようですと、食べなくなった時に与える選択肢が増えることに繋がります。
今回、牧草はいつの段階でも食べてくれている印象がありますので、その点は安心材料といえると思います。今後もいつでも好きなだけ食べてもらえる環境作りを続けてください。ペレットフードについては、好みが出ているようです。今食べてくれているペレットフードですが、嗜好性が高いとありますので、この内容を再確認いただくことは大切なのではないでしょうか。嗜好性の高いものはうさちゃんの食いつきがよくなりますが、こちらのうさちゃんに続けて与えることに適している内容かどうか、栄養価を確認いただきたいと思います。また、盲腸糞が見られていたものがなくなったことは、しっかり食べきっていることではあると思いますので、そう考えると、うさちゃんの体調が本来働くべき状態に戻っているとも解釈できる部分もあるようです。与える量をしっかり管理して様子をみることも、ある意味ひとつの判断となるのかもしれません。ただし、体重の変化や、排泄物の様子なども併せて観察いただきながら、うさちゃんの体調自体を再確認するためにも、かかりつけの獣医師に意見をいただけるようですと安心できるのではないでしょうか。７歳を迎えようとしていますので、今の健康状態を把握するためにも、健康診断はとても大切な機会です。ぜひご相談ください。