うさちゃんごとで見られる行動は本当に様々です。特に今回のように通院や爪切りなどでのお出かけの後の様子には個性が見られます。
こちらのうさちゃんは嫌だったという気持ちを、機嫌が悪くなるという態度で示してくれています。食欲に変化がないことはとても救いですが、トイレの使い方に変化が出ています。留守番時や夜間など、ケージの中でのトイレの回数が減っているようです。ケージ外の決まった場所でおしっこしてくれている様子がありますが、こちらと合わせてみても全体の回数が減っている印象がある場合は、不安が残ることだと思います。またこの先、トイレの縄張りがケージの外へと変化してしまう心配も残るかもしれません。
うさぎの一日の過ごし方からは、午前中から夕方にかけては休息している時間帯でもあり、この時は食べることも排泄することも少なくなる傾向はあります。ただ、これまで日中でもおしっこの回数が多かったということですと、我慢している可能性がありますので、食事や飲み水の量などにも変化がないか確認しながら観察いただくことも大切です。
この数日で様子が変化しているならば、お出かけ後のバロメーターとして今後の指標ともなるのかもしれません。万が一、トイレを我慢しているような場合は、ケージ外のトイレとして使っている場所の環境を振り返りながら、その場を気に入っている理由を探ることもできます。ペットシートがポイントだったり、その場所にこだわりを持っていることも考えられますから、同じような環境作りを試すことができれば、更なるうさちゃんの行動をみてあげることもできると思います。ケージの置き場所を見直してみることでも、縄張りの使い方が変化してくる場合もあります。ペットシーツでの環境を与える時には、いたずらしてしまう場合もありますので、在宅時にどう過ごしているようなのかをしっかり観察しながら、慎重に判断いただくこともとても大切です。
体調などに不安が感じられるという時には、そのまま観察するのではなく、うさちゃんの体に変化が起きていないかを獣医師に探っていただくことが大切ですので、診ていただくタイミングを見誤らないようにしてあげましょう。