糞の量が減っている場合には、食べている食事の内容や量のほか、糞の状態（大きさや形など）やうさちゃんの過ごし方などにも目を向けて観察いただくことが大事です。病気が関連して見られている変化ではないかということを疑いながら観察してみましょう。ストレスなどがあることでも、食欲や排泄物に変化をもたらしますので、うさちゃんを取り巻いている環境全体を振り返ってみてください。
今回の場合、ペレットフードの制限を始めていますので、食べる量が減ったことは直結している部分でもあります。制限したフードでは食欲が満たされないことも予測できますから、イネ科の牧草の代表でもあるチモシー牧草をしっかりと食べてもらえる環境も与えてあげてください。牧草をもりもり食べてもらえるようならば、大きな糞がしっかりと排泄されると思います。
また発情期でもあるようですから、そのことにより食欲に変化が起こることもありますので、取り込んでいる食事が減ることで、排泄される糞も減ることは予測できることでもあります。下痢や軟便などは見られていないようですからこの点は安心できますが、大人への仲間入りを迎えている時期でもありますので、今の成長状態と健康状態も併せて一度獣医師に診ていただくこともよい時期だと思います。排泄された糞も持参しながら、病気の可能性がないかを直接診て判断していただきましょう。