うさちゃんがオス同士の場合、多頭飼育ができないということではなく、縄張りの主張などにより喧嘩が想定できることから、うさちゃん同士が一緒にならない環境をつくることができれば、多頭飼育も可能になると思います。実際多頭飼育されているご家庭がありますので、無理なわけではないのです。
それぞれのうさちゃんが安心して過ごせる環境として、ケージはもちろんですが、遊び場もしっかりと分けてあげることで、うさちゃん専用の縄張りが確保されます。うさちゃんごとの性格によっても状況は違ってきますので一概にはお答えできませんが、万全の環境を整えることと、先住うさちゃんを優先してあげることなどもコツのひとつといえると思います。ただ、この場合も後からお迎えする子の性格で状況が変わってくることもあります。
６歳で去勢していないうさちゃんということですが、どんな性格の持ち主なのか、飼い主さんとの関係性なども振り返ってみてください。より親密で飼い主さん大好きということですと、新参者が迎えられることでその状況に大きく変化が見られることが考えられると思います。また譲り受けるうさちゃんの性格や年齢などでも状況が変わってくると思いますので、お互いの相性をみるためにも一度遊びにきてもらうなどしてから判断するということもよいのかもしれません。もしそういった機会を設けることができるのであれば、この先一緒に過ごす際のイメージが見えてくるのではないでしょうか。
単独飼育が複数飼育になることで、お世話の手間なども増えてきますので、飼い主さんの日々の生活に無理なく過ごすことができるようなのかということもじっくりお考えいただきながら判断していただくことも大切なことだと思います。