私たちもそうですが、うさちゃんも食事やご褒美はとても楽しみの時間のひとつだと思います。獣医師からのアドバイスとなる牧草中心の食事内容はうさちゃんにとって理想的ですので、こちらへと移行できるように今与えている食事内容全体をまずは把握していただくことからのスタートとなると思います。特に牧草をあまり食べなくなっている様子があることは、牧草への興味が戻るように今の段階で環境を考えていただくことは、飼い主さんの役目でもあります。
こちらのうさちゃんの適正体重を改めて指導いただきながら、その体重の1.5～3％ほどが一日に与えるペレットフードの量になってくると思います。適量になるまでどのように段階を踏むとこちらのうさちゃんに適しているようなのか、具体的な与え方もアドバイスいただけるように獣医師にご相談いただくとよいと思います。
おやつやご褒美もうさちゃんの嗜好性が高いものでも自然派のものなどで、こちらのうさちゃんの好みを探っていただくこともできると思います。今回のにんじんも、実はうさちゃんの好みがありますので、中には食べてくれない子もいますから、その時は乾燥させて与えてみることも試してみていただきたいと思います。またにんじんの葉っぱの部分も好んで食べてくれることもありますし、ほかの葉野菜などでもうさちゃんに与えることができるものがいろいろあります。数冊の飼育書などを確認いただきながら生野菜で試すほか、乾燥させたものなども手軽に与えていただけると思いますので、うさちゃんの好みを見つけてあげてください。いずれにしても与えすぎないように、与える量をしっかりと管理してあげることが重要です。
そしてうさちゃんにとってなによりも大事な牧草ですが、チモシー一番刈りのほか、二番刈りやメーカーの違うものなど、いろいろ試していただけると思います。またチモシー以外のイネ科の牧草も与えていただけます。フードやおやつの量をしっかりコントロールしていただくことで、いつでも食べることができる牧草を与えていただければ、うさちゃんも牧草を口にしてくれるようになるはずです。牧草はうさちゃんにとって欠かすことができないたくさんの役割をもっているものですので、こちらへ目を向けてもらえるように環境を作ってあげてください。複数の牧草を食べ慣れてもらえることで、牧草が手に入らなくなった時や、体調によって食べたいと思うものが変化した時などでも対応できるようになりますので、好みの牧草をいくつか見つけてあげられるようですととても望ましい環境になると思います。

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