うさちゃんの骨格や肉付きによってそれぞれの適正体重がありますから、ダイエットといってもその子その子で条件が違ってきます。適正よりも体重が増えている場合は、フードやおやつの与えすぎや運動不足などが原因としてあげられると思いますので、こちらを見直していただくことになります。かかりつけの獣医師に実際のうさちゃんを診てもらいながら、ダイエットが必要かどうかを確認していただくことも大事です。ダイエットが必要な場合には、目標とする体重を教えていただきながら、どう環境を変えていくことがうさちゃんにとってベストとなるかを具体的に教えていただきましょう。
フードでダイエットを行う場合は、今現在与えている量をしっかり測りうさちゃんの体重の何％かを計算します。獣医師から推奨された目標となる体重の1.5～3％程度の量に近づけるように、状況を見ながら少しずつの量を減らしていきます。フードの量はしっかり測って記録していくことが大事です。ただし、食欲旺盛なうさちゃんの場合は早食いになったり気性が荒くなることもありますので、食事を小分けにして回数を増やしてあげることも必要になります。またイネ科の牧草はいつでも食べられる環境になるよう与えていただくことも大事です。よりカロリーを制限する必要がある場合は、低カロリーの牧草を選んでいただく場合もあります。
与えているフードがアルファルファ牧草主原料の場合は、カロリーが低いチモシー主原料のフードに変えることや、フード自体低カロリーのものへの切り替えもよいと思います。また咀嚼回数が増えるフードならば、食べている時間が長くなることでも満足感を得られますので、食欲を抑えることができダイエット効果を期待できるようになります。あくまでもうさちゃんごとで条件が変わってきますので、獣医師とともにうさちゃんの状態に合わせて行っていただくことが重要です。
運動不足を解消できる環境つくりも行っていただきますが、飼育環境もそれぞれのご家庭ごとで異なっています。日々の過ごし方や生活リズムなども理解した上でのアドバイスになると思いますので、こちらについても実際のうさちゃんを診てくださっている獣医師から、具体的にアドバイスをいただけるようにご相談いただくことがよいと思います。