定期的に歯を切ってもらっている
2歳3ヶ月のミニうさぎを飼っています。基本的には牧草とペレットを与えていて、それなりに食べているのですが、齧り木を噛んだり、食事以外であまり噛む動作が少ない子です。室内で遊んでいても、たまにタオルを少し噛むくらいです。
その為か、歯の伸びるスピ-ドが早く、最近は1ヶ月に一回のペ-スで病院で切ってもらっています。切ってもらう歯はその都度伸びている部分だけ切ってもらっているのですが、歯を切る際に使ってもらう麻酔、「何日かは飲ませてください」と処方される飲み薬が合わないようで、切ってもらってから数日は食欲不振になってしまいます。
その時は強制給餌でふやかしたペレットを与えるのですが、それが本人のストレスになっていないか心配です。なるべく負担のかかることはやりたくないのですが、以前それで脂肪肝になってしまったので、最終手段で行っています。
あまり齧ったり、固いものを好まず歯が伸びる→病院で切ってもらう→薬が合わず食欲不振になる、の悪循環です。(以前飼っていたうさちゃんはこのようなことがなかったので、初めてで飼育の仕方に不安を感じています)どうしたら自分で歯が伸びるのを防止することができますか?食べ物だけでなく、良い環境設定や飼育の仕方があれば教えていただきたいです。
うさぎの歯は伸び続ける仕組みを持っていますので、不正咬合の症状が見られた場合は定期的な処置が必要になってきます。少しでも次に処置するまでの期間が長くなるように、食事内容やうさちゃんの行動なども振り返っていただきながら、担当の獣医師ともよくお話いただくことが大切です。
こちらのうさちゃんはものを齧る行為がさほど見られていないようですが、ケージやサークルなどを齧るような様子がある場合なども切歯の不正咬合の原因とされています。切歯の不正咬合の場合は、噛み切ることができる食事が重要で十分な繊維質をもつ牧草が適しています。噛み切る行為を行えるように、あらかじめカットされた短めの牧草よりも、長いタイプを与えていただくことがよいと思います。臼歯の不正咬合の場合は、十分に咀嚼できる食事が必要ですので、やはり繊維質が豊富な牧草を与えていただくことが大切なのです。それなりの量を食べているということではありますが、改めて食べている量や排泄される糞の状態などを確認してみていただきたいと思います。場合によっては、より牧草を積極的に食べてもらえる環境作りが必要になってくると思います。フードの量が適量よりも多い場合は、適正量に見直してあげることでも牧草を食べてもらえるようになることもあります。また単純にこちらのうさちゃんの好みの牧草を探してあげることもできます。またその与え方なども工夫次第では食べてくれるようになるケースもあります。牧草入れの設置場所なども改めて確認してみてください。こちらのうさちゃんが食べやすい、もっと食べたいと思える環境を、見せる行動などから探っていただくことになります。またブルームシリーズのフードは咀嚼回数が増えるといわれていますので、おすすめさせていただきます。年齢に合わせて選んでいただくこともできますので、ぜひご検討ください。
そして処置後の食欲不振も薬の影響が大きいのであれば、ほかの薬などを試すことができたりしないかご相談されることもよいのではないでしょうか。うさちゃんそれぞれで見られる行動は本当に違っていますので、こちらのうさちゃんにより合う対処法を探していただけるようにご相談いただきたいと思います。
フード ブルームシリーズ - うさぎのしっぽ
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