耳の付け根部分の毛がなくなり、むき出しになった皮膚部分も赤くなっているところ、掻く様子もあることから、その状況も進行してきているようです。獣医師にきちんと診ていただいた後ということもありますので、病気などの疑いはないようですが、脱毛や赤みのほかにフケなどや虫などの痕跡がないかという点も観察いただくことは大事なのかもしれません。それらの心配がないということですと、掻くという行為によって状況がエスカレートしている可能性もあると思います。癖として頻繁に見られている場合には、うさちゃんの意識をほかのものへと移行してあげられないかを、うさちゃんの普段の過ごし方などから探ってあげることができると思います。ひとりで遊ぶことができる環境や、飼い主さんとのコミュニケーションなどで、別のことに意識が向くことで、見られる行動にも変化が起こることもあります。また、赤く炎症が見られているわけですから、かゆいと感じていることもあるのかもしれません。皮膚がむき出しになっていることで乾燥してしまうことも予測できますので、その乾燥を防いであげるためにも飼い主さんがお手入れしてあげることで状況が変化してくる可能性も考えられるのではないでしょうか。
脱毛や赤みが進行してきている状況を獣医師にもお伝えいただきながら、うさちゃんの現状にあったケアの方法をお教えいただくことが大事なことだと思います。そしてうさちゃんを取り巻いている環境なども報告いただきながら、与える環境に対してのアドバイスなども具体的にいただけるようにご相談されることもよいと思います。癖となりつつある行動を、どう変えてあげることができるようなのかを一緒に考えていただきましょう。