２歳を過ぎてから見られているようですが、縄張りの主張の行動もそれぞれのうさちゃんごとで異なってきます。この行動が見られ始めた際に環境の変化などがあったのか、理由となるような変化があったのかを振り返っていただくことでも、対応策が見えてくることもあります。うさちゃんを取り巻いている環境も含めて探ってみてください。
トイレの使い方としてケージ内ではその場所をしっかり認識しているようですし、その場所でのスプレー行為は見られていませんので、ケージの外で過ごす際の環境を見直していただくことで、行動が変化してくる可能性はあるようです。うさちゃんの行動範囲に制限を持たせてあげることで、縄張りの意識が変化してくることも考えられます。これまでよりもその範囲が狭くなることに、うさちゃんも戸惑いや反発心などを見せるかもしれませんが、その中でどう過ごす術を見つけるようなのかを見守っていただくことはできると思います。サークルなどをかじったり、アクティブに過ごす子などであれば、飛び越えようとしたりといった想定できるシーンには、事前に対応してあげられるように環境を整えてうさちゃんの反応を観察してあげましょう。これまでより制限してしまう環境は、一見するとかわいそうと感じてしまいますが、うさちゃんも安心して過ごせる環境と認めてくれることで、新しいルールとなり快適に過ごしてもらえるようになることも十分にあります。
うさちゃんの性格の違いなどでみられる反応も違っていますので、飼い主さんとうさちゃんお互いが納得のいく環境を見つけていただくことになるようです。