飼い主さんが帰省の際のお留守番の環境としては、ペットホテルなどを利用するほかに、ご自宅にお世話に来てもらえる環境があればその環境もとてもよいと思います。うさちゃんにとっていつもと同じ環境の中でのお留守番となりますので、感じるストレスも軽減できるはずです。お世話していただく方にも事前に対面いただくなどして、うさちゃんにも知っておいてもらう機会もぜひ作ってあげてください。
今回の場合は、親戚の方のうさちゃんも一緒にお留守番することをお考えのようですので、うさちゃんがどう反応するのかを考えて判断していただくことになるようです。お世話のために毎日来てもらえる環境のようですから、うさちゃんを同行せずに来ていただくことができれば不安も少なくなるのではないでしょうか。どうしてもうさちゃんをこちらのお宅で一緒に留守番させることになるならば、当日に初めて対面するのではなく事前に一度顔合わせではないですが、他のうさちゃんが近くにいるという環境をつくって、うさちゃんの反応を観察いただくこともできると思います。
特に普段はケージから放されている環境で過ごしている様子ですから、それぞれのケージ越しでの環境などはうさちゃんにとっても大きな変化となると思います。基本的に留守番時はケージで過ごしてもらいながら、お世話に来ていただいた時にサークルなどで専用の遊び場を確保しながら放す環境を与えていただくほうがよいのではないでしょうか。親戚のうさちゃんも同室で過ごす場合には、やはり基本はケージの中でお留守番してもらうことが安心です。
そして、ペットホテルの場合は、一度経験されていることは大きな強みになると思います。へやんぽの時間などを作ってもらえないかという点を確認されてみることもよいと思います。過ごす時間が長くなりますので、うさちゃんのストレスも前回とは異なることが想像できる部分もあると思いますが、よりよい環境を作ってもらえるようであればひとつの選択肢になることだと思います。いずれの場合もうさちゃんの健康状態が良好であることがとても大切ですので、食欲や排泄物の状態などにも普段と変わらない様子が見られるように、飼育環境なども改めて確認いただきながら、こちらのうさちゃんにとってベストな判断になるようよくお考えいただきたいと思います。