うさちゃんの尿の色は、飼い始めた方のほとんどが最初に驚く事かもしれません。完全草食という事、カルシウムの代謝が私たちと違うという事がこのおしっこに驚くような色がついてしまう理由なのです。
草には、色々な色の色素が入っています。見た目には緑ですが、赤い色や消化の課程の中で黄色っぽく変わるものなどがあります。この色素が、おしっこに含まれて排出されることで、様々な色のおしっこを目にすることになるのです。その色には、薄い白濁から黄色、オレンジ、褐色、そして透明まで様々な色があります。子うさぎの時にオレンジ色のおしっこを目にすることはよく知られていると思います。
牧草由来の赤っぽいおしっこと血尿との見分けが難しいですが、今回の場合、検査の結果血尿ではないという獣医師からのお墨付きをいただいていますので、この点は安心していただけるのではないでしょうか。それでも気になるという時は、血尿の場合空気に触れると黒ずんでくるのが特徴ですので、そちらを確認していただくこともできると思います。
複数のうさちゃんと暮らしているとその違いになぜ？という疑問が生まれることだと思いますが、同じフードや牧草を食べているといっても、食べている割合や量が違うことや、うさちゃんの体の働きなどの個体差があります。生後２か月という月齢の若いうさちゃんでもあります。成長を重ねることでも変化してくることが予測できる部分があると思いますし、元気いっぱいに過ごしていることからも、もう少しうさちゃんの様子を見守っていただけると思います。