10歳という高齢のうさちゃんですが、健康体で病気などもないということは、これまでうさちゃんを取り巻いている環境がこちらのうさちゃんに合っていた証ともいえることだと思います。
アルファルファ牧草については、栄養価が高くカルシウム量も多いことから、大人のうさちゃんに与える際にはそれぞれのうさちゃんの状況に合わせて判断いただくことが必要です。タンパク質も多いですので、フードなどの場合は高齢のうさちゃんには負担がかかりますし、体内に多く取りこまれたカルシウム量は尿に排泄されますので、結石ができやすいタイプのうさちゃんの場合は、しっかりと制限してあげる必要があります。
今回はおやつとなりますが、これまで与えている食事内容などを振り返っていただきながら、アルファルファ牧草を取り込んでいなかったということであれば、消化器官の働きなども変化することは考えられるのかもしれません。おやつだけではなく、新しいものを取り込むことでも消化システムに変化が見られることはありますから、うさちゃんの様子を見ながら判断いただくことが大事なのではないでしょうか。
また逆の視点から考えると、高齢になり食が細くなっているなどの場合で取り込む栄養素に制限がないといううさちゃんには、栄養価のあるものを積極的に与えていただくこともできますので、ここはやはりかかりつけの獣医師にもご報告しながら、ご褒美として与えても問題ないようなのか、また与えてよい場合もどの程度がこちらのうさちゃんに合っているのかを確認されることがよいと思います。実際のうさちゃんを知ってくださっている方から具体的にアドバイスをいただくほうが間違いないと思います。