平日は室外の小屋で過ごし、土日は室内飼育という環境の変化を体験していることになります。今後冬に向けて気温が低くなりますので、室内との環境の差が大きく生まれてくると思います。平日過ごしている小屋の環境にも改めて目を向けてみてください。小屋がある場所や小屋のつくりなどでも状況が変わってくると思いますので、風避けや湿気対策（雨避け）を取り入れているのかどうか確認いただきながら、これから訪れる季節がうさちゃんにとってストレス少なく過ごしてもらえるよう環境を整えていただきたいと思います。小屋の広さでも異なってくることですが、うさちゃんが寒いと感じた時に暖を取ってもらえるハウスなどを入れてあげることもよい方法です。今後室内での過ごし方に体が慣れてくると、外の環境では寒さを感じてしまうことも想定できると思います。小屋に対しての対策に加えて、小屋の中でもうさちゃんが過ごす場所を選べる環境になれば、感じるストレスも軽減できることに繋がると思います。そして室内での過ごし方も同様に観察してあげてください。うさちゃんに適した環境として、室温は16～25℃程度、湿度は50％程度がひとつの目安になると思います。お住まいの住宅事情でも変わってきますのでうさちゃんが過ごすケージ周りで計測しながら、その中でうさちゃんがどう過ごしているかということを見てあげましょう。うさちゃんによって快適と感じている環境も異なっていますので、寒そうに過ごしているのか（体をまるめている、動きが鈍くなっている、毛を立てるなど）、逆に体を長く伸ばしている時などはリラックスすることでも見せる様子ですが、体の熱を逃がしている時にも見られる様子ですので、どんな状況かを観察いただきたいと思います。室外から室内へとどうしても大きく環境が変化してしまいをますから、使用している用品などはそのまま室内でも使えるように、小屋の中と同じようにレイアウトしてみることでもうさちゃんの戸惑いを減らしてあげることもできるかもしれません。また同タイプのものを準備してあげるということでもよいと思います。お馴染みのものに囲まれることでもリラックスできることに繋がると思いますので、そうなれば週末だけの別荘とでもいえるような状況になるのではないでしょうか。注意していただくこととしては、室外と室内の行ったり来たりの環境の中で、うさちゃんの体調に変化がみられないかという点を観察いただくことになると思います。食欲や排泄物などに加えて、毛艶や表情などにも変化が見られることがないかをこれまで同様に観察いただきながら、不安な点がある時には迷わずに獣医師に診ていただくことが必要です。お住まいの地域やうさちゃんの年齢などでも状況が変わると思いますので、こちらのうさちゃんの状況をみてうさちゃんに合った環境作りを行っていただくことになるようです。