一歳を過ぎて大人の仲間入りも果たした時期ですので、見られる行動などにも変化が起こる場合もあると思います。飼い主さんがおっしゃるように思春期をむかえたことでも行動が変わります。この時期もうさちゃんそれぞれで異なってくることですが、一歳を過ぎたばかりの月齢であれば、思春期真っただ中ということは十分にあると思います。スキンシップが大好きということでも、大人になり自我が芽生えることでその気持ちにも変化が起こることは考えられることでもあります。またこの一週間ほどの変化ということですから、環境の変化などがなかったかを振り返っていただくことから見えてくることもあると思います。うさちゃんを取り巻いている環境はもちろんですが、飼い主さんの周りにも変化などがなかったかを探ってみてください。抱っこや撫でることなどもうさちゃんが嫌がるような素振りがある時には、無理強いしてしまうことでストレスとなる場合がありますので、状況を見ながら判断していただくほうがよいかもしれません。どの場面であれば受け入れてくれるようなのかを観察しながら、撫でられたいという意思表示がある時に優しく撫でてあげることで、うさちゃんにとっても嬉しいスキンシップとなると思います。そして体調に変化がないか、食欲や排泄物の状態などにも目を向けていただきたいと思います。どこかが痛い、辛いなどの症状がある時にもうさちゃんの反応が違ってきます。痛みなどがあることで、体に触れられたくないという場合も考えられますので、具合が悪いところがないかということもよく観察していただきたいと思います。もし不安な症状などがある時には、迷わずに獣医師に診ていただきましょう。またまだ獣医師に診ていただいたことがないという場合は、健康状態の他成長状態なども確認いただくにもよい時期だと思いますので、健康診断の機会を設けていただくこともよいと思います。通院も環境の変化となることですが、通院の後のうさちゃんの行動がどう変わるのかを観察いただくことでも、うさちゃんにどう影響しているのかが見えてきますので、具合が悪い時の通院の際の対処の目安にもなると思います。今後診ていただく獣医師にうさちゃんを知ってもらえる機会となりますので、健康診断も前向きにお考えいただきたいと思います。