うさちゃんの行動に突然の変化が見られていますから、取り巻いている環境なども振り返りながら、どういった理由があるのかを探っていただくことで、うさちゃんの言葉に少しでも近づけるようになるはずです。１歳という年齢から思春期をむかえたことも考えられますので、自我を表現する様子がより強く見られるようになることがあります。特に自分の縄張りを示したり、または広げたりするにおいつけの行為なども見られることがあります。ケージ内のトイレの使い方も観察してみてください。トイレもしっかり使っているならば、トイレの縄張りはケージ内にありながらも、外の環境にもにおいをつけて自分の場所だと主張している可能性が考えられると思います。また、もしトイレを使わなくなっているような場合は、ケージの外へとトイレの縄張りを持ち始めている可能性もあります。トイレの環境自体も見直していただくことや、縄張りの主張を助長させないためにも、ケージの外で過ごす時間を見直したり、場合によっては行動範囲を狭くするなどして、うさちゃんがどんな反応を見せるのかを観察しながら対応いただくようになります。そしてこの行動の変化が見られる前後で、何か原因となるような環境の変化がなかったかという点も振り返っていただくことで、理由となることが見えてくる場合もあります。うさちゃんだけではなく、飼い主さんを取り巻いている環境の変化なども含めて客観的に観察いただくことで、ヒントが見えてくるかもしれません。ブーブー言う主張も大きくなっているようですが、抱っこが大好きということはこちらのうさちゃんの個性といえるようです。お年頃になることで抱っこをさせてくれなくなることが多いのですが、こちらはやめないでほしいという主張のようですから、うさちゃんが気持ちをストレートに表現してくれているようです。飼い主さんが抱っこしてあげられる状況であれば、より愛情深く接してあげることができると思いますが、うさちゃんの主張すべてを受け入れるには限度があると思います。また、なんでも受け入れてしまうことで、自分が一番偉いと勘違いさせてしまい、わがままになってしまう場合もあります。飼い主さんもうさちゃんもお互いが納得のできる環境がきっとあるはずですので、試行錯誤していただくことになりますが、こちらのお宅のルールを見つけていただきたいと思います。