一緒に過ごしていた仲間がいなくなってしまったことは、飼い主さんと同じようにうさちゃんにとっても大きな変化となっているはずですので、食欲に変化が見られていることの理由のひとつとして十分に考えられることではないでしょうか。またお腹に赤ちゃんがいるようですから、飼い主さんのお考えにもあるように赤ちゃんのためにも食べてもらえる環境を考えていただくことがとても大事です。普段食べ慣れているものを少しずつでもよいので、何とか食べてくれる方法を見つけていただくことになります。フード入れに入れるだけではなく飼い主さんが手から直接与えてみたり、野菜類なども回数を増やして与えてみてください。食べたいけど食べにくい環境が生まれているようなことがないかという点も、改めて振り返っていただくことも大事です。与え方を見直すことで食べる様子が見られるケースもありますので、飼育環境全体などもぜひ振り返ってみていただきたいと思います。お腹の調子自体が思わしくない場合は、食べてくれることで腸内が動き始めます。そうすることで少しずつ食欲にも変化が見られることもありますので、諦めずに口にしてくれるものを見つけて与えていただくことが大事です。お腹の赤ちゃんの成長のためにも十分な栄養素が必要ですから、栄養価の高いアルファルファ牧草やフードなどもこれまで食べていたものがある場合には与えながら反応を観察いただきたいと思います。本来であれば、食にも保守的な様子が見られることかもしれませんが、うさちゃんが興味を示してくれるものがないか、いろいろ試してみていただく価値もあると思います。今の気分に合わせて、これまでとは違ったものに興味を示してくれる可能性もゼロではないかもしれません。水分も自ら飲むことができていないようですが、定期的に与えてあげることで取り込めているようですので、こちらはひとまず安心できるようです。ただ、いつでも飲みたいときに飲めるように、水の与え方も改めて振り返ってみていただくことも必要です。獣医師からはどういったアドバイスがありましたか？実際のうさちゃんを診ていただいた方ですので、具体的なアドバイスも頂戴できるはずです。もし強制給餌なども必要な状況があるならば、与え方もしっかりと伝授していただければ、安心して対応いただくこともできると思います。そばで優しく声をかけてあげながら寄り添ってあげることでも安心感を与えてあげられます。撫でられることも嫌がらないようならば撫でてあげて一緒に頑張ろうねと声をかけてあげてください。それでもなかなか食欲が戻ってこないという時には迷わずに再度獣医師へとご相談いただきたいと思います。