お尻などのにおいが気になる場合は生殖器付近や下半身などが汚れていないかを確認いただくことになります。おしっこや糞などで汚れている場合も考えられますし、また生殖器の両脇にある臭腺によごれが溜まっている場合にも、においがしてくることがあります。私たちのへその穴のように小さなスリットが生殖器の両脇にあり、その部分に黒く塊がくっついていることがあります。綿棒で確認されたようですが、この分泌物もないとなれば、どこからのにおいなのかを断定することが簡単にはいかないようです。においが気になり始めたのがいつ頃からなのか、その前後で環境の変化などがなかったかという点も振り返ってみていただきたいと思います。もし縄張りを主張する必要がある環境などがあれば、臭腺からのにおいがきつくなっていることなども考えられるかもしれません。また蒸れている？という表現がありますので、例えば密集している毛が蒸れてしまう状況が生まれているならば、ブラッシングなどで蒸れにくくなるのかどうか、皮膚の部分に炎症などが起きたりしていないかなども確認いただくことがよいのかもしれません。飼育環境にも目を向けていただきながら、気温が高くなることでも部屋の空気の動きが変わってくると思います。室温や湿度なども改めて計測しながら、うさちゃんが過ごしている環境が快適であるかどうかもご確認いただきたいと思います。しっかりと抱っこしての体のチェックが難しいような場合には、かかりつけの獣医師や専門店に一度相談いただくことでも、安心できることに繋がると思います。